よう実のキャラクター、龍園翔と綾小路清隆。
1年生編7巻、屋上でのボコボコ事件を経たその後二人の関係はどうなっているのか?

案外仲良し!?
この記事では龍園の人間性(実はいいやつなの?)という点も踏まえ、紐解いていきます。
原作最新刊までのネタバレを含みますのでご注意ください。
始まりの屋上ボコボコ事件(何話?)

まずは二人の関係の始まりと言ってもいい、屋上ボコボコ事件のおさらいから。
(1年生編7巻の話です)
堀北クラスの「黒幕X」だった綾小路が、軽井沢をだしに龍園に呼び出されて対面します。
それまでに水攻めで軽井沢から、綾小路の名前を聞き出そうとしていた龍園。
しかし綾小路は元々姿を現すつもりでした。
この一件丸ごと綾小路の計画通りであり、龍園が望む喧嘩で伊吹・石崎・アルベルトを含む龍園一味を制圧した綾小路。
最後に残った龍園も、その執念が怯えに代わるまで無表情でボコボコに殴り続け…
負けを認めさせました。
(ちなみに原作以外だとアニメ2期12話の話。漫画化はされていません)
この後、しばらく大人しくしていた龍園ですが…1年生編11巻の学年末試験にて完全復活。
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綾小路との再戦を望む気持ちが芽生え始めたようです。
仲良し?龍園と綾小路のエピソード

では、屋上ボコボコ事件の後の関係はどうなのか?
二人は仲の良い、しかし慣れ合いはしない緊張感のある関係を保ち続けています。
具体的なエピソードをまとめました。
戦略を話す仲に(8憶ポイント)

屋上の一件の流れで、龍園の「8憶プライベートポイントを貯める戦略」を知った綾小路。
(8憶はクラス全員を勝ち抜けさせる金額です)
この作戦の詳細は読者には明かされていませんが、これを機に時々龍園クラスの方向性を話されるようになりました。
葛城を引き抜く等大胆な金遣いをしている龍園ですが、
2年生編無人島試験では、1年の複数人と契約して便乗カードを1枚3万PP以上で買い取り。
(便乗カード:賭けたグループの賞金の半分が貰える)
南雲を言い当てて28万×枚数分のPPを得ています。(1枚につき利益約25万PP)

「3年で便乗カードを持っていたのが28人」という記載ががあるため、1年もそれくらいの人数がいるかも。その内何人と契約したのか…クラス内にもいるよね
10人と契約すれば250万ゲット。28人全員と契約できていれば700万入っています。
2年生編8巻でも「徹底したプライベートポイント主義に切り替える」と綾小路に宣言しており、
綾小路はこれを見守っています。
龍園の退学を阻止

綾小路は2年生編終了までに3度、龍園の退学を阻止しています。
1度目が屋上ボコボコ事件。
この喧嘩の後自主退学しようとした龍園を、石崎達を使って阻止しました。
2度目はクラス内投票。
龍園クラス内で好感度の低い龍園が真っ先に退学者候補となるこの試験で、一之瀬クラスと伊吹達を契約させ、龍園の退学を阻止しました。
「いやーーオレは多分、龍園が退学することを望んでないんだろうな」
ようこそ実力至上主義の教室へ10より
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そして3度目は2年の学年末試験。
坂柳VS龍園の戦い(負けたら自主退学)で、坂柳に「龍園を残して欲しい」と希望を伝えました。
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そしてこれは全て成功。
ある意味主人公から愛されているキャラクターです。
ちょくちょく呼び出される

突発的に龍園から呼び出されることも多い綾小路。
龍園と二人の時もあれば、葛城も呼び出されていることもあります。
葛城によると、龍園が綾小路の事を話すときは、「消してやる」「潰してやる」などの賛辞が入るとか。
綾小路は龍園にとって、本音で話せる相手として大切な存在なのではないか、と考えているようです。
しかしこれは、単に交流を深めるだけではありません。
時には回し蹴りを仕掛けてきたり……
直感が優れている綾小路に龍園を尾行していた山村を見つけさせるなど、隙あらば利用しにくるのが龍園です。
誕生日が一緒

そして少し話題になったのが、龍園と綾小路の誕生日が一緒だということです。(10月20日)

双子では?!とも話題になりましたが、綾小路の出生がハッキリしているので違います。
1年時の誕生日にそれが匂わされ(綾小路の誕生日に、石崎がケーキ屋で騒いでるのを目撃)、
2年時の誕生日は石崎によって「綾小路&龍園の合同誕生日会」も提案されました。
しかし屋上事件の件もあったため、綾小路の彼女であった軽井沢が「龍園が頭を下げたら」という条件を出し……
当然龍園が却下して頓挫。
3年生編でのリベンジが待たれます。
綾小路の父を待ち伏せる龍園

綾小路の育った環境が気になって仕方ない龍園。
1年生編ガイドブック&2年生編12.5巻連動SSでは、三者面談に訪れる綾小路の親を待ち伏せる様子が見られます。

わざわざ他クラスの面談日程把握してね…
ちなみに堀北とも鉢合わせました
篤臣に声をかけ、綾小路の育った環境について問いかけた二人。
残念ながらホワイトルームの事を教えてもらえるはずもなく、「習い事させる金に糸目を付けなかった」などと誤魔化されますが……
龍園は嘘だと分かった様子。
いつかホワイトルームを知る時は来るのか……期待しましょう。
龍園は「実はいいやつ」なのか?

龍園と検索すると「いいやつ」という第二検索ワードが出てきます。
確かに綾小路に負けた後、龍園は周囲から「少し変わった」と言われました。
怪我をしたクラスメイト・小宮の見舞いに行く、元クラスから嫌がらせを受ける葛城に話しかけに行くなど……
仲間への情に熱いような態度を取る龍園。

修学旅行で他校の男子に山村・西野が絡まれたときも助けてたよね!
かっこよかった!(喧嘩したいだけかもしれないけど)
しかし入学当初は誰でも使い捨てそうな雰囲気を出していた龍園が、本当に「いいやつ」になったのか?
これには疑問が残ります。

パフォーマンスかもね
実際、場合によっては敵に下剤を盛るなどアウトな戦略を取っているので、これを加味してもいいやつとは言えないでしょう。
ただ、主人公・綾小路より人間味があるのは確かです。
怒りもすれば、モヤモヤした感情にもさいなまれる……
時には絡み手ではなく、正面から立ち向かいたいこともある……
そんな龍園が見られたのが、2年生時の学年末試験でした。
坂柳との勝負で見せた人間らしさ

学年末試験で坂柳と退学を賭けて戦った龍園。
しかし正々堂々と戦った龍園は、坂柳に敗北しました。
にもかかわらず、綾小路の勝手な介入で坂柳が敗北を選び、龍園は勝者に。
負けを認めたところに降ってきた勝利。
これに龍園は消化不良を起こしました。
理不尽な結末に「気に入らない」という感想を抱き、坂柳を認めた直後に失ったため「喪失感」を味わう龍園。

綾小路が龍園より悪いせいで、相対的に龍園が「いいやつ」に見える……
そんな現象も、おこってしまっています。
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まだ綾小路の敵にはならない

屋上の事件から目覚ましい成長を見せた龍園。
綾小路はそんな龍園に対し、「成長したら再戦してもいい」と考えています。
しかし、少なくとも修学旅行時点ではお眼鏡にはかなっていない模様。
龍園には「障害を障害として認識していないズレ」があると感じており、

利害関係より勝利への執念を優先したりするからかな…?
さらに、龍園は自分の奇策で勝つような戦略を立てがちの為、「クラスメイト達が付いて来れていない」などの懸念点も残ります。
二人の対戦はもう少し先になりそうです。
まとめ

龍園と綾小路の関係についてまとめると……
- 一年生編7巻、屋上で戦ったところから交流ができる。
- 戦略を話す、時に協力関係を結んだり利用したりするなど独特の関係性。
- 誕生日が被っている。
- 綾小路は龍園を退学させないために3度動いた。
- 龍園は綾小路の育ちに興味を持ち、綾小路父を待ち伏せた。
- 龍園はいいやつではないが、綾小路に比べると相対的にいいやつ。
- 龍園は綾小路との再戦を望んでいるが、綾小路は「まだ敵にならない」と考えている。
ということでした。

以上、複雑な男二人の関係性でした

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