2024年2月24日発売『ようこそ実力至上主義の教室へ』通称よう実2年生編11巻ネタバレ感想記事です。
よう実2年生編11巻試し読み|コミックシーモアクラスポイント推移無しの『交流会』。
しかし学年末試験に向け、かなり状況が整理されたり、逆に混沌としてきたりする重要な巻だと感じました。
2年は混沌としてきたけど、1・3年との仲は少しスッキリしたかな
南雲卒業目前だしね
以下、ネタバレありの感想記事になります。
交流合宿(交流会)
交流会はこんな感じの合宿です。自由度高めなルールです。
南雲との勝負
今回綾小路VS南雲の勝負が行われました。
もう3年との勝負の機会があるか分からないもんね
といっても三年生がゲームに参加できないルールのため、
綾小路がすべての種目に挑戦し、敗北が2回までなら綾小路の勝利
というぬるめのルールでした。
勝利すれば南雲からプライベートブランドが譲られ、負けても何もなしです。
鬼龍院先輩が南雲に助力していたのが意外だった!
体育祭でたそがれてた南雲を見て、思うところがあったのかな?
そして勝負の結果は、17勝2敗で綾小路の勝利。
ちなみに負けたのはパッチワークとトランプです
約束通り綾小路にはプライベートポイントが振り込まれましたが、金額は不明、
➡2年生編12巻にて300万PP、綾小路の手取りは16万PPだと判明しました。
ゲーム勝利で得たPPと合わせて、使用予定は不明となっています。
クラス移動に使うんじゃないの…?
南雲の進路と心境の変化
あっさりと、いい感じの先輩・後輩で幕切れとなった南雲VS綾小路。
そこには綾小路の態度の変化と、南雲の気づきがありました。
まずは綾小路側の変化。
南雲の進路を聞いたりと歩み寄る態度を見せ、南雲はそれに喜んだ様子を見せています。
ちょろいのでは?
進路はAクラスの特権を使用せず、堀北兄と同じ大学に進学するとのこと。
綾小路も同じ大学に誘われました。(行くかどうかは別として)
そして南雲側の変化。
それは2年のトップに立っていても自分は堀北兄や綾小路に劣っていると気づいたことです。
他学年への影響力に、いまいち手応えのないこと。
話題に上るのは堀北兄と、綾小路だということ。
それでも南雲は、高育を出ても二人との勝負を続けたいと考えています。
アーチェリーで綾小路VS天沢
南雲チームVS鬼龍院チームの対決はアーチェリーに決まり、
綾小路VS天沢が行われました。
綾小路はずっと三番手で参加していたため、マッチングも簡単!
この勝負は今巻一の見せ場!
5対5の10人がプレイする中
天沢:9点3回、10点3回の57点
綾小路:8点1回、10点5回の58点
で、結果は綾小路の勝利で終わります。
ほぼ満点のこの結果は指導者も驚くようなもので、3位の葛城は37点だということを考えても圧倒的でした。
平田とか神崎あたりがキラキラした目で見てそう
しかしこの勝負、天沢の狙いは南雲にありました。
生半可ではない実力を見せた理由は南雲への脅し。
天沢は断られないように、南雲を呼び出しました。
自暴自棄になっていた天沢
今回大きな行動を起こそうとして綾小路に止められたのが天沢でした。
天沢は八神退学の要因となった南雲を、退学覚悟で大怪我をさせるつもりでいました。
- 八神退学関連記事:よう実2年生編7巻ネタバレ感想。文化祭でラブレター戦略
八神退学の最たる要因は綾小路で、南雲は協力しただけです。しかし
- 綾小路には勝てないこと
- 綾小路の目的を阻止するのは怖いこと(バックのホワイトルームを恐れている?)
を理由にターゲットは南雲となりました。
なんか南雲が可哀そうだな…
しかし自暴自棄で矛盾を生んだ行動を綾小路に読まれ、戦意喪失した天沢。
『おまえにはまだ価値がある。それを無駄に捨てるな』
天沢と南雲は何事もなく終わりました。
鬼龍院の将来は政治家?
将来は『何者にもならないこと』を目標としているという鬼龍院。
しかし…
「もし何か大成するために職を選ぶなら、政治家を目指すかも知れないな」
などと、意外な発言も。
親族との関係で、政治家と会う機会が多かった鬼龍院。
政治とは腐敗した世界ですが、その中で光をまとう存在が「鬼島」だと言います。
現総理大臣です
鬼島や政治関連人物についてはこちら▼
【よう実】鬼島とは?総理大臣で綾小路篤臣のライバル?政界の話まとめ
鬼龍院は綾小路にも「政治家にならないか」と誘います。
なれば良いとこまで行きそうだというカン。それはおそらく当たっています。
坂柳VS龍園が退学をかけて勝負!(学年末試験)
学年末試験、坂柳と龍園が退学をかけて勝負する予定が明かされました。
9.5巻時点で考察はしていたけど…
今巻ではついに教師も交え、「敗者な自主退学」という正式な契約が交わされました。
プロテクトポイントを持つ坂柳がより損をするため、龍園が退学した場合は追加でプライベートポイントも譲渡されます。
関連記事▼
よう実2年生編9.5巻【ネタバレ感想考察】坂柳と龍園の約束とは?
事の発端は無人島。そこから勝負は既に始まっており、今巻では交流会をよそに探り合いでした。
- 裏切りの橋本
- 坂柳に肩入れし、お灸をすえられた時任
- 橋本の裏切りに怒り、鉄砲玉として動くかもしれない鬼頭
そしてこれは考察ですが
- 龍園の退学の賭けに感づいており、庇って犠牲になろうとするかもしれないひより
にも注目です。
前巻で神室を庇い、山村を犠牲にしようとした坂柳。
綾小路による助力でそのあたりのわだかまりも溶け、万全の状態で学年末試験に挑みます。
綾小路が坂柳の手を引いて歩くシーンは、1年生編11巻を思い出させます…
二人の会話で坂柳が綾小路と幼馴染だとマウントをとる場面もありつつ(笑)契約を結んだ二人。
学年末試験の先に、二人は綾小路の存在を見ています。
学年末試験のキーマンは橋本
坂柳VS龍園の勝負を面白くするのは、前巻で坂柳に裏切りを働いた橋本です。
クラスメイトから疑いの目を向けられた橋本の現状。
何故こんな無謀なことをしたのか?というところが明かされました。
無人島後、橋本は龍園に「退学をかけての勝負」について教えられ、「裏切りの提案」をされていました。
勝ち馬に乗りたいが決め手に欠ける……そこで目を付けたのが綾小路です。
綾小路がどちらかに入れば勝率は傾く。
そう考えた橋本は龍園・坂柳両者に綾小路引き抜きの提案をしましたが、断られました。
まぁ龍園・坂柳の性格上そうだよね
だからこそ、「そんな余裕ぶっていていいのか」という坂柳への忠告で動いたのが、前巻の裏切り。
しかし聞き入れられず、橋本はクラス内で裏切り者だという噂が回っており、後がない状況になりました。
こうなればもう、龍園陣営について、綾小路を引き抜く方向に舵をきるしかありません。
実際龍園も「学年末試験で坂柳に勝てれば橋本と綾小路を引き抜く」と言ったらしいです。
しかしこれについては
- 龍園が橋本を騙している
- 橋本が綾小路に嘘をついている
ということも考えられ、綾小路は後者ではないか?と考えています。
交流合宿での橋本は?
合宿での橋本は、他者に興味を向けない鬼龍院の代理でまとめ役として活躍していました。
以前からの友人のように一年生と会話する姿は流石でした
裏切り者として名が挙がっている為森下や綾小路から時々いじられていましたが、比較的安定した精神力。
一時的には「一年に坂柳の手が回っていないか?」と怯えていましたが、自らメンタルを整えています。
しかしそれ以上に綾小路の元へ飛び込んだことが功を成しており、坂柳・龍園ともに強いけん制となっています。
綾小路と良好な関係の堀北
緩いルールの交流会で、伊吹と共に天沢へのリベンジマッチを行った堀北。
勝利は叶いませんでしたが、天沢からは一定の評価を得られました。
リベンジマッチに備えて堀北・伊吹を鍛えることになった綾小路ですが、
綾小路が堀北に手の内をあまりみせないのは、今後の堀北にとって過酷になると考えているからでした。
綾小路がクラスを移動してライバルになった時、絶望してしまわないように手を抜いているということです。
わぁ…
しかし伊吹が堀北に口を滑らせた「龍園との屋上での喧嘩」については認め、少し内情を明かすことに。
珍しく綾小路から呼び出し雑談に興じるなど、二人の距離はかなり近づいています。
ふとしたことで笑ったり怒ったりと堀北は表情豊かなところを見せます。
チョップなどもしていて、え?ほんとに誰??という感じでした(笑)
新規ユーザー限定【70%OFF】
最新2年生編12.5巻▼
コミックシーモアで試し読み
軽井沢と別れる?綾小路の不穏な反応
軽井沢に対して妙な反応を見せた綾小路。
誘われた映画に対し公開日を尋ね、3月26日と聞いた後に了承しました。
どうやら「新学期に入っていないこと」が条件だった様子ですが、この理由は何でしょうか?
もしかしたら別れるのではないか?
綾小路は何も言っていませんが、軽井沢は綾小路の表情を見て、何かを感じ取っています。
以前軽井沢を「教科書」と例えていたけど、教科書が必要なくなるのって新年度だよね……
綾小路篤臣が三者面談に?その思惑とは
予告されていた茶柱先生との二者面談を行った綾小路。
高円寺と同じく問題児扱いされ、順番を最後に回されています(笑)
進路は父親の意向に従うという綾小路に、少々茶柱先生が質問を重ねましたが、綾小路の「オレには決定権が無い」という言葉に引き下がりました。
そんなことは無いと思うけど…
卒業後すぐは無理でも親は子より早く死ぬわけだしもうちょっと…
ところがその後三者面談の話になり、茶柱先生から綾小路父(篤臣)が来るという情報が!
一度断ったにも関わらず、日程(4月1日)を伝えたらやっぱり参加すると言ってきたのだとか。
さらにおかしなことに、
清隆の面談日時だけではなく、クラス全体スケジュールで、何かしら日程の変更があれば教えて欲しいとのこと。
尚、三者面談の日程(計4日)は、二者面談と同じ構成になっています。
考えられるのは高円寺。
綾小路父は、同じ日に三者面談を割り当てられているであろう、高円寺の親とつながりを持ちたいのではないかと考えられます。
高円寺グループとコネ作れるなら篤臣自ら行きます!ってこと?
綾小路のクラス移動に気付く高円寺
今回の合宿でも、綾小路は高円寺と二人で会話する機会がありました。
1年の混合合宿でも似たような事やってたね
綾小路が高円寺を気に掛ける理由を、高円寺は言い当てます。
「一歩クラスから飛び出せば堀北ガールを守れない。からだろう?」
野生のカンなのか、綾小路のクラス移動計画がバレています…!!
綾小路が抜けた後、堀北が高円寺に苦戦するのを危惧して、高円寺を機に欠けていた綾小路。
ただ、そんな事情に気付いたところで従う男ではありません。
高育に入ったのも本意ではないそうですが、自由に動けない事情があるとのことです。
珍しい高円寺の個人情報……
本当は中国に再訪して修行したかったとか……
みーちゃんと会ったのが中国だった可能性がでてきました。
- 気になっているコミカライズ版に
- トモセシュンサク先生の画集に
- よう実原作の未購入巻に
- 1年生編ガイドブックに(電子書籍でも連動SSは読めます)
ぜひ使ってみてください!
まとめ&考察
2年生編11巻の内容をまとめると
- 交流会で南雲と勝負し、綾小路が勝利。プライベートポイントを得た
- 自暴自棄になっていた天沢を止めた
- 鬼龍院は将来政治家になるかもしれない
- 坂柳と龍園が、学年末試験で退学をかけて勝負する
- 橋本は坂柳を裏切り龍園側につく
- 4月1日に綾小路篤臣が三者面談に来る
- 高円寺は綾小路のクラス移動を見抜いている
ということです。そのほかにも『雪』についての言及もあり、こちらも注目でした。
もっと詳しく▶【よう実】雪とは?0巻登場の清隆に恋するホワイトルーム4期生
あの子とあの後輩が姉妹!?
コメント
>>綾小路がすべての種目に挑戦し、2敗以上しなければ綾小路の勝利
これだと2敗した綾小路の敗北では!?
書き間違えてました…
2敗までOK、3敗で負けですね。修正します!ありがとうございます!