よう実の綾小路清隆。
超高スペックで見目も良くモテる主人公ですが、軽井沢との交際は心が動くことなく終了しました。
ところが、綾小路はある瞬間初恋を自覚します。
共に同じ空間で本を読み共有しているだけで充実感に満たされていく。
言葉として形容するなら『幸福感』。
この記事では綾小路の感情について0巻を交えた解説と、原作の綾小路の恋描写を集めて解説していきます。

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ホワイトルームで感情が欠落した綾小路


「戦っている最中も、そして綾小路先生との対話の中でも、清隆の脈拍等には僅かな乱れすらありませんでした」
ようこそ実力至上主義の教室へ,0巻
「特別な存在だと口にしてもその心は一切動かず、か。いや、もはや人間としての心は完全に機能が停止しているとみてよさそうだな」
綾小路の父・篤臣が経営する教育機関『ホワイトルーム』。
- とんでもなく難易度の高いカリキュラムを実施
- ついていけなくなったら即脱落
という過酷な状況で生きてきた綾小路にとって、感情は不要。むしろ邪魔になるものでした。



「脳のリソースの無駄」って考えちゃうんだよね…
どんな局面でも無感情の綾小路。
流石にホワイトルームの研究者たちも問題視していますが……
一度無くしたものを取り戻すのは簡単ではないでしょう。
綾小路が心から恋愛するのは、相当難しい話なのです。


関連記事:よう実0巻ネタバレ感想。ホワイトルームのカリキュラム内容とは?
軽井沢と付き合うも恋愛感情は無し


綾小路は、同じクラスの軽井沢と1年生の終わりから約1年付きあっていました。
告白したのは綾小路。
しかしOKを貰い軽井沢を抱きしめた綾小路は『無表情』で……
決して「好きだから告白した」というわけではありません。



じゃあなんで付き合ってたのか?一言で言うと「成長」するため・させるため。下の記事で詳しく解説しています


そして一年付き合い、軽井沢を教科書のように使い捨てた綾小路。
別れが惜しくなる未来を、綾小路としても願っていたようですが……
期待している。
己の中に計算できない感情が存在してくれていることを。
結局ためらいは生まれませんでした。
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ひよりが好きだと気づいた綾小路


難攻不落な綾小路ですが、それでも綾小路は3年初めに「自分が恋をしているのではないか?」と気づきます。
その相手は……なんと、椎名ひより!



登場頻度としては堀北・一之瀬・軽井沢あたりよりかなり少ないので意外ですね…!
その自覚の経緯と、恋心への綾小路の考え方、2人のエピソードをまとめてみます。
元々「お似合い」と言われていた


元々読書友だちたった二人。
会う場所は主に図書館で、時々特別試験や龍園の話も混ざりますが、基本的には穏やかな関係でした。
倫理観や危機感といったものがしっかりしているひより。
軽井沢と付き合っていると広まった際は図書館に来ることを控えたりと、「誰かを悲しませることはしない」という配慮がうかがえます。



でももっとおしゃべりしたいんだろうなぁ…という感じですが
ところが2年生編9.5巻、綾小路に父が書いた本をプレゼントしたひより。
綾小路はこれに対して軽井沢の許可をとりつつ「ひよりに喜んでもらえる一日」を贈りました。
あくまでもオレが主体となってひよりをエスコートしようと決めていた。
途中橋本や神室たちが合流したため、デートっぽくはなりませんでしたが……
神室によると、二人は傍から見ると「特別な雰囲気」があるらしいです。



お似合いということですね
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転機になるのは3年生編2巻


綾小路が恋を自覚するのは、軽井沢と別れ、元坂柳のクラスに移籍した後の3年生編2巻です。



ひよりはもう少し早かったかな…?


ひよりと石崎の誘いを断った後でのクラス移動だったため、謝るべきだと考えていた綾小路。
しかしエレベーターで蜂合わせると何故か言葉が続かず、その後も珍しく意味なく先延ばしにする綾小路。
堀北たちを差し置いて、ひよりの悲しみを一番気にしている自分。
それを不思議に思いながら、やっと図書館に向かい……
ひよりがクラスの為に綾小路との交流を絶つことを検討していたと聞き、間に合ってよかったと安堵しました。
ひげなしの花を贈る


帰り道、リアカーで売られる花に目を止めたひより。
一輪のひげなしを買うと決めたひよりに、綾小路は「お詫び」として代金を肩代わりしました。
しかし実際はお詫びではなく…
純粋に喜んでもらいたい。



おぉぉぉ
しばらく見つめ合ったのち、微かに瞳を潤ませたひより。
疎遠にならずにすんでよかった。幸福な一日になった。
その言葉に綾小路は共感し、この先いつでも思い出せるようにひよりの姿を目に焼き付けます。



ここで純愛が始まるとは思わないじゃん…!
自覚は橋本の追求から
ひよりを気に掛ける綾小路を危惧して、帰宅待ちしていた橋本。
「軽井沢でも一之瀬でもいいが、椎名は止めてくれ」というところから、綾小路の「ひよりへの特別扱い」は明らかなようです。
「そううことか」
「何がそういうことなんだよ」
「オレはひよりのことが好きなのかも知れないな」
「……あ?」
そんな客観視も取り入れた上で、自分の気持ちが恋愛感情であると思い至った綾小路。
新しい感情への探求心が止まらない……
「初恋」と知って慌てた橋本の忠告も聞かず、どこまでも飛び込むつもりのようです。


堀北相手に笑顔がこぼれた綾小路


そして忘れてはいけないのが、綾小路は「堀北にも珍しい顔を見せている」…ということです。
基本無表情だけれど、必要なら笑顔を作るらしい綾小路。



アニメの印象が強くて分からないけど、原作の描写ではそうらしいです
ところが2年生編10巻、綾小路は自らも意図しない笑みを自然にこぼしました。
堀北とカフェにいたときの出来事でした。
意図しない感情の表現、笑おうと意識していた覚えが全くなかったのは確かだ。
そんな経験、これまでにどれだけあっただろうか。
理由は「言葉が被ってしまった」という他愛のないこと。
しかし今までこんなことは無かったため、これは特別な出来事です。
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他にももっと前の話で言うと、堀北が兄と別れて泣いた際……
おちょくっっていたのは「好きな子を虐めたいムーブ」に見えないこともありません。
さらにSS(下記を両方買うと読めるやつ。電子版OK)にて、篤臣(綾小路の父)と再会する伏線も貼られている堀北。
もしかするともしかするかもしれません。



10年後くらいに結婚とか、ワンチャンある気がする…
ひより本命が濃厚、堀北とも可能性アリ
まとめるとこんな感じです。
よう実はヒロインが沢山いるので「他のキャラもワンチャンあるのでは?」と思うかもしれませんが、何しろ綾小路の感情が素で動くのがレアで…
坂柳に至っては「誰と付き合おうと興味無い」的なことを思われていますし、
軽井沢に再び惹かれるビジョンも今のところ見えませんし、
一之瀬とは体の関係はありますが、
今、この瞬間において恋愛という一面で心を揺さぶられているかと言えば否定する。
と梯子を外されました。


「恋愛イベント」くらいなら他キャラとも起こるかもしれませんが、それはちょっと違いますよね。
綾小路の自発的なアクションが絡むもの、さらに恋の要素があるものとなると、ひより・堀北の二人です。
今後新しい候補ができれば、或いは綾小路の心情に動きがあれば、追記していきます。


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