『ようこそ実力至上主義の教室へ』通称『よう実』の主人公・綾小路清隆。
彼はホワイトルームという特殊教育機関で『最高傑作』と言われながらも、能力を隠して高育(高度育成高等学校)に入学しました。
しかし高校三年間で綾小路の実力は徐々にバレていき…?!
この記事では
- そもそもなぜ実力を隠しているのか?
- いつ誰に、どのような経緯で綾小路の実力がバレていくのか?
- 綾小路の実力を知った人物たちの反応は!?
をまとめていきます。
ネタバレが含まれますのでご注意ください。
綾小路が実力を隠す理由

そもそも綾小路はなぜ実力を隠しているのか?
これは理由が複数明かされており、
- 綾小路が教育を受けてきた教育機関『ホワイトルーム』を秘匿する必要がある
- そもそも高育には『普通の高校生活を送ってみたい』という目的があって入学した
- 一人が無双して勝ちあがったところで、周りの生徒(クラスメイト)たちは成長しない。「自分が頑張らないと」という意識を持たせるため
などが挙げられます。

もう少し詳しく説明します
ホワイトルームというのは、綾小路の父が政治のために作った教育施設です。
- まだ実験段階の、いずれ政治に利用されるであろう施設であること
- 非人道的なことも行っていること
から秘匿の必要性があり、
綾小路は生まれた時からそんな環境で育ったために「ごく普通の学校生活」に憧れを持ち、入学してきました。

確かに最初からバンバン実力を出したら「普通」から外れてた学校生活になりそうだよね。遠巻きにされそう…
そして最後、綾小路は一人一人が成長することが重要だと考えています。
(成長が必須な環境にいた故の性でしょうか?)
どんなことでもすぐに上手くなってしまう綾小路。
しかしそれを見せてしまえば、自身の存在意義を見失う人も多数でてくるでしょう。
他人の向上心を無駄に挫かないように……
綾小路はそういった理由でも能力を抑えて生活をしていました。
途中から実力を出し始める

しかしながら、綾小路は途中から徐々に実力を解放していきます。
その理由は「状況の変化」や「考えの変化」があったからでした。

具体的には下のような段階を踏みます
- ホワイトルームから、自分を退学させるための刺客が送り込まれてきた
➡能力を開示して話に信憑性持たせ、教師を味方につけたい。 - 南雲が生徒会帳に就任
➡退学可能性がある試験が増えそうなので、クラス内で一定の地位を築く必要がある。 - 「普通」の学校生活を一年送って満足した。2年では「クラス内を成長させたい」という目標に切り替えた
➡堀北等にもアドバイスするようになる=有能性が顕著になる。 - 3年では「最後までクラス同士で四巴の戦いをさせたい」という目標に切り替えた
➡クラス移動した先で発言力が必要。学校生活も残り少ないのでサクッと能力を解放した。
時系列順実力バレまとめ
それではここから、時系列順に綾小路の具体的な「実力バレ」をまとめていきます。
誰に、どのような能力を知られて、どんな反応をされたのか?
主なものだけをピックアップします。
1年生編5巻:足が速いのがバレる

「もしあんたが望むなら、駆けっこくらいは勝負してやってもいいんだけどな」
ようこそ実力至上主義の教室へ5巻より
まずは1年生時の体育祭。
ラストのリレーで綾小路は当時の生徒会長・堀北学と好勝負を繰り広げました。
綾小路からの誘いを受け、アンカーにもかかわらず同時スタートにしてくれた堀北学。
途中、追い上げに慌てた走者が転んだせいで綾小路の進路が一瞬ふさがれ、堀北学が勝ちとなりますが……
接戦で学校中が大盛り上がりとなりました。
これが、綾小路が大々的に活躍した最初の機会です。
ちなみにこの件で、綾小路は池・山内から避けられ、友人グループを乗り換えています。
1年生編7巻:龍園たちに喧嘩強いのがバレる

「素朴な質問なんだが、今のオレは窮地なのか?」
ようこそ実力至上主義の教室へ7巻より
そして1年生編7巻では、龍園とその側近相手に喧嘩が強く、頭が回り、精神力も強いということがバレます。
綾小路の手駒をしていた軽井沢を使い、「X」を呼び出したつもりでいた龍園。
しかしそれは、綾小路(X)の筋書き通りの展開でした。
綾小路は
- 頭脳戦で龍園に勝利し、
- 喧嘩を仕掛けてきた石崎・アルベルト・伊吹・龍園を全員倒し、
(龍園には再戦する気力まで削ぐ徹底っぷり)
格の違いを見せつけます。
この喧嘩は他言無用で、綾小路の喧嘩の実力はそこまで広がることはありませんでしたが……
(伊吹が堀北に漏らしたりはしている)
龍園や軽井沢との関係には、この一件が大きく影響しています。
1年生編11巻:チェスで坂柳を負かす

『おいおい、おまえらどんな異次元の戦い方してんだよ……!』
ようこそ実力至上主義の教室へ11巻より
1年生の学年末試験では、元々綾小路のチェスの腕前を知っていた坂柳とチェス勝負をすることになりました。
月城理事長代理の介入のより結果が捻じ曲げられ、「坂柳の勝ち」という結果で終わったこの回。
しかしそれを見ていた面々は綾小路の凄さを肌で感じ取っていました。
特に試験監督をしていた一之瀬クラスの担任・星之宮は、同試験で超高レベルのフラッシュ暗算を綾小路が解いたところも見ており……
「反則よね」と、綾小路の凄さに敵意を抱きはじめます。
2年生編1巻:数学満点!?

2年生時初めてのテストで、綾小路は数学満点を叩き出しました。

クラス内での影響力を上げようとしていた時期ですね
しかもこの試験は
- 綾小路のほかに全教科90点以上を出した人はいない
- 大学以上で習う問題が紛れ込んでおり、好成績の幸村でさえ問題文の意味すら理解できないものがあった
ということでした。
流石にざわつき、不正疑惑まで出たクラス内。
しかしこの件は堀北が「戦略上黙ってもらっていた」「まだ他クラスにとって不気味な存在を演出したいので、他の実力は教えられない」と釈明。とりあえず落ち着きました。
それでも、実力を隠して幸村から勉強を教えてもらっていた綾小路。
幸村や同じグループの面々は、思うことがあったことでしょう。
2年生編4巻:南雲・鬼龍院にバレる

監視カメラのない無人島編では、南雲に本性の一端を見せ、鬼龍院に戦闘の腕を見られるという一幕がありました。
試験と関係のない場所に向かう綾小路に気づき、追いかけてきた南雲。
しかし月城と対峙しに行く綾小路は、南雲を巻き込むまいと殺気を込めて忠告します。
『引けと言ったのが分からないのか?』
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編4より
そして聞き入れない南雲のみぞおちに拳を叩き込み、意識を奪った綾小路。
更にその後、月城との戦闘に乱入してきた鬼龍院にも、戦闘の腕が立つこと・色々と事情を抱えていることがバレました。
上級生二人に「ただモノではないこと」がバレた回でした。
2年生編5巻:クラスメイトに本性バレ

実は口が立ち、非情な性格を持っていることがバレた回が、2年生編5巻の「満場一致特別試験」です。
これはクラスメイトから退学者を出すことに固執する櫛田を、綾小路が長い議論でやり込めたことが原因でした。
「つかさ、おまえってそんなキャラだっけ?なんかさっきから変だぞ綾小路」
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編5巻より
今まで「無口めな生徒」を保っていた綾小路が、天使の皮を被る櫛田を容赦なく攻撃。
さらに友人まで自主的に吊るしあげたため、試験が終わっても、クラス内には綾小路に対する困惑や恐れが残りました。
クラス内で綾小路が一気に印象を変えた出来事です。
2年生編7巻:ホワイトルームの刺客を退場させる

2年生編7巻では、綾小路はホワイトルームの刺客を自ら手を下さずに退場させました。
ホワイトルームの刺客とは、綾小路より一期後の「五期生」トップ・八神です。
しかし実力差は歴然。
綾小路は様々な罠を、八神が絡めとられるよう配置していました。
文化祭中、勝手に自滅していく八神を見た堀北や龍園。
訳が分からないながらも、堀北は綾小路がやったのだろうと当たりをつけ、恐れを抱いています。
3年生編1巻:特別試験で満点・龍園から警戒

クラス移動した綾小路は、移籍先のCクラスで指揮を執るために、早々に実力を認められる必要がありました。
そこで、特別試験「全体、少数戦学力総合テスト」で自分の実力を示します。
7教科が混ざったテストで満点を取り「只者ではない」と示した綾小路。
さらに「少数テスト」に自分も参加することで、龍園からペナルティを付与されていたことを明らかにし、
「大物からマークされる人物」ということも示しました。
龍園が乗り込んできたときには、クラスメイトや龍園たちの前で自分の戦略を解説した綾小路。
龍園は撤退し、Cクラスの面々は新しい仲間を受け入れました。
まとめ
以上、綾小路の実力バレまとめでした。
理由があって段階的に解除していくのが面白いですね!

綾小路の本気が見れる巻は盛り上がります!
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