よう実の登場人物・月城理事長代理。
綾小路を退学させようしていた……とみせかけて本当の目的は違いそうな悪い大人です。
この記事ではそんな月城について、0巻の内容も含めて徹底解説。
綾小路篤臣との関係や本当の目的について紐解いていきます。
最新刊までのネタバレが含まれますのでご注意ください。
月城理事長代理のプロフィール
まずは簡単にプロフィールです。
名前 | 月城常成(ときなり) |
年齢 | 40代 |
仕事 | 理事長代理 何でも屋的なこと(後述) |
特徴 | 特徴感情を読ませない鉄仮面 |
綾小路とも肉体勝負で張り合える | |
その他 | 2年生編4.5巻で退場 |
再登場はありそうですけどね…
月城はどんな人物?0巻の内容から
月城は直江(大物政治家)に紹介され登場しました。
【よう実】綾小路篤臣を解説!美香との馴れ初めや目的まで|綾小路父
分かりやすく言えば「何でも屋」をしており、身辺警護から情報収集、時には殺人までこなしている様子が見られます。
殺人……???
月城は、直江のゴシップ記事を書こうとしていた地方記者を殺害。見せしめとして海に処分していました。
(篤臣の予想で明言はされていないが、ほぼ間違いない)
そして「何でも屋」と言いますが、当然きな臭いこと専門の「何でも屋」。
政界にも通じており、篤臣たちがかつて属していた市民党に加え、敵対する平和党にも顔が利くという……
信用しちゃダメなタイプですね
月城は直江から、篤臣が任されたプロジェクトを失敗しないか見張り&補助を指示されていました。
そして「クライアントとは腰を据えて話をする」というポリシーに従い、篤臣と話をした月城。
篤臣の考えを「優れている」と判断して、その後もつながりをもっていきました。
篤臣に入れ込んでいるわけではなく「勝ち馬に乗るスタンス」だけどね
これが清隆が生まれる前の出来事。
0巻の最後(清隆が高育に入学する1年前)、月城は篤臣から何か指示を受けています。
この指示の内容のヒントとして、篤臣は「奴がどこまでできるのか見極めたい」と言っていました。
この「奴」というのはほぼ確定で清隆のこと。
つまり月城は、篤臣から清隆に関する指示を、清隆が高育に入学する1年も前から受けていたことになります。
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月城の行動まとめ
月城は高育でどのような行動を行っていたのか?
主なものをここで簡単にまとめてみましょう。
- 坂柳理事長の不正疑惑をでっちあげ、理事長代理に就任
- 八神・天沢に「綾小路を退学させろ」と指示を出す
- 七瀬に何かしらの指示を出す(退学指示か、綾小路の味方になるよう指示をしたのか不明)
- 綾小路を退学させると2000万PP試験を行う
- 坂柳の杖を蹴り飛ばす
- 綾小路VS坂柳のチェス勝負の結果を捻じ曲げ、坂柳を勝たせる
- 坂柳に「綾小路を退学させろ」とメッセージで依頼
- 無人島で綾小路と決闘
坂柳に関連するものが多いね……
【考察】月城理事長代理の本当の目的は?
月城の目的として考えられていたのは、当初「綾小路を秘密裏に退学させること」でした。
だからこそ綾小路は真嶋先生・茶柱先生を味方につけ、強く警戒していました。
しかし、物語が進むにつれて「本気で退学させようとすれば出来るのにやっていないのでは…?」と思われる局面が出てきます。
実際、外部から接触できる機会(文化祭等)でも綾小路を連れ去らないホワイトルーム陣営。
ならば月城の目的も別のこと(綾小路の退学ではないこと)にあったと考えるべきでしょう。
先述しましたが、月城は篤臣から清隆に関する指示を、清隆が高育に入学する1年も前から受けていたのです。
これは清隆本人が高育進学を検討する前の話。
篤臣が清隆の無感情を問題視しており、ホワイトルームでない外の世界でどうにかしなければと考えている頃の話です。
ここまでは確定事項。以下は考察です。
ですが清隆に感情を手に入れさせるのに、高育である必要はありません。
篤臣の計画がすべて繋がっているなら、月城は「ホワイトルームの政治的ライバル教育施設」にあたる「高育」に用があったと考えるべきです。
考えてみれば、月城は「坂柳理事長」及びその娘である「坂柳有栖」の干渉が強いキャラクターです。
即断ったから忘れそうだけど、坂柳は「綾小路を退学させろ」という依頼もされてましたね…
そして坂柳の前でわざと事実を明かして、悪役ぶった印象はありました
篤臣はライバルである高育の内部事情を知りたかった。
だからこそ「父親に反抗する息子・清隆」を隠れ蓑にして、月城を送り込んだ……
それが月城の真の目的かもしれません。
【よう実】綾小路篤臣を解説!美香との馴れ初めや目的まで|綾小路父
左手の握手の意味は?
無人島帰りの船上にて、理事長代理を解任された月城。
去り際に月城は「小さい頃ボーイスカウトに熱中していた」と言いながら左手を差し出しました。
ボーイスカウトっていうのはキャンプや登山、ロープワーク、応急処置などのアウトドア技術を学ぶものです
通常は失礼とされる左手での握手。
しかしボーイスカウトにおける左手握手は「忠誠心」「助け合い」「協力」の精神を示すそうです。
起源として
- 古代の騎士や戦士が右手を使えない場合、左手で握手を交わして信頼や友情を表していた
- 右手は一般的に武器を持つ手として使われていたため、左手での握手が平和的な意図を示すと考えられていた
というものがあげられます。
これに加えて月城は「また」お会いしましょうと言いました。
実は味方で、また会う機会があるのではないか……?
左手での握手は、そんな疑惑が強くなる行動でした。
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まとめ
月城理事長代理についてまとめると……
- 篤臣の指示で綾小路を退学させるために、坂柳理事長を停職させて乗り込んできた……と思われていた
- 実は綾小路を退学させる気はなかった可能性大。高育の弱みを握ろうとしていたのではないか?
- 0巻でも登場しており、政治家の指示を受ける何でも屋的な事をしている。殺人まで請け負っている気配がある。
- 2年生編4.5巻にて理事長代理を解任されて退場したが、「また会いましょう」という言葉通りなら再登場する。
ということでした。
まだ七瀬の謎が残ってますね…何を吹き込まれているのやら
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