ようこそ実力至上主義の教室へ、通称「よう実」は、2年生編11巻より「紙の書籍の発売日より、電子書籍の発売が遅い」という現象が見られます。
2年生編10巻までは同時発売でした
なぜこのようなことになったのか?
公式が明かしていない理由を、この記事では推測してみます!
※この記事はかなり想像の部分が大きいことをご了承くださいませ。
よう実の電子書籍が遅れている現状
まずは現状の確認です。
電子書籍の発売が遅れだしたのは、2年生編11巻から。
遅れる日数は約1週間です。
そして先述した通り、2年生編10巻までは紙・電子同日発売でした。
巻数 | 紙の発売日 | 電子版発売日 |
---|---|---|
2年生編11 | 2024年2月24日 | 2024年3月4日 |
2年生編12 | 2024年7月25日 | 2024年8月1日 |
2年生編12.5 | 2024年11月25日 | 2024年12月02日 |
ようこそ実力至上主義の教室へ 1年生編公式ガイドブック First File | 2024年11月25日 | 2024年12月02日 |
これにより、物流が遅い地方と、フラゲが出来る都心で地域格差が拡大しました。
電子同時発売なら、発売日の0時に手に入ったのに……
発売日遅れは「よう実だけ」
ようこそ実力至上主義の教室へは「MF文庫J」から発売のライトノベル。
MF文庫Jがそういう仕様に代わったのでは?と思われるかもしれません。
しかし、よう実と同日発売の他のタイトルは、全て紙・電子同日発売となっています。
▼よう実のみ発売日が異なる
やはり人気作故の特別な処置なのではないか?と邪推してしまいます。
電子書籍の発売日が遅い理由を考察
なぜ電子書籍の発売日が遅れるようになったのか?
公式からは発表されていませんので、考えられる理由をまとめていきます。
紙書籍の販売促進(特典商法)が有力
一番考えられる理由としては、「紙書籍の販売促進」です。
よう実は「店舗特典」を数店舗で行っており、これは「この店舗で購入すればSS(ショートストーリー)がつきますよ」というもの。
よう実のSSは本編の裏話的なものになっているため、ファンなら集めたくなるような品です。
「とらのあな」「メロンブックス」「ゲーマーズ」「アニメイト」などで実施されており、これを集める為に同じ書籍を何冊も購入する人が多くいます。▼
よう実フラゲ!
— なかの@よう実 (@tairano_oomori) November 22, 2024
ゲマズとメロブで買ったけど、とらのあなは発売日以降でーー! pic.twitter.com/T6DSzKq5VR
でも電子書籍が購入できたとしても、特典欲しい人は買いに行くよね?
トータルで売れ行きは変わらないんじゃ?
確かに電子と紙両方購入する人もいるでしょう。
しかし電子書籍➡紙書籍で購入されると、以下のように売り上げが落ちることが予想されます。
電子書籍で内容を先に知れば、気になったキャラのSS特典だけ買いに行く。
➡内容が分からないから全部の店舗特典を集めておこう!という層を取り逃がす
電子書籍を読んで満足してしまったから、SSを貰いにわざわざ購入しにく気がなくなる。
➡「1冊買いに行くついでだから特典SS集めて回ろう」という層を取り逃がす
さらに、「電子版の遅れは約一週間」というのも、この予測を裏付けています。
店舗特典は発売日から無くなるまで配布されるもの。
1週間あれば、だいたい全て無くなるでしょう。
「特典の売れ残りがないように、上手く部数をあわせて刷る」という面では、確かに電子書籍の発売日を遅らせて調節するのは賢いやり方と言えそうです。
むぅ……
また、紙書籍を先に購入させれば、
「我慢できずに飼ったけど、よう実は伏線も多いから検索も使うし、保存も電子の方が便利だよね」
と考える層にも二重に買わせることができます。
書籍の方も買うしかないか。
— P@よう実 (@woo_1380) February 12, 2024
流石に1週間以上は待てない。
電子は読み返すときにめちゃくちゃ便利だから買うのは買う。
考えられる他の理由
というわけで、一番考えられるのは上の特典商法ですが……
他にも理由があるとすれば以下のようなものがあげられます。
- 書店側との関係を良好にするため
- 話題性の促進・コントロール
出版社が書店との関係を良好にしたいというのは、当然と言えます。
そして「話題性」の促進・コントロール。
「フラゲ」が出来るとなればそのことがSNSで話題になり、「自分も早く読みたい」という気持ちが高まることもあるでしょう。
紙版を先行発売することで「発売イベント」的な役割も果たし、閉鎖的に購入できしまう電子版よりもSNS・口コミでの話題性を狙えます。
友達と一緒に書店に行けばオススメするかも
発売日前の挿絵リーク対策ではない
よう実は発売日前にもかかわらず、作中の挿絵画像が毎回リークされています。
フラゲした人が、わざわざ写真をとってネット(Twitterや他サイト等)にアップしている……ということですね。
ちなみに大抵が海外のアカウントです。
電子書籍の発売日遅れが「よう実のみ」ということで、このリークが関係しているのでは?とも考えてみましたが、
リークされているのは紙書籍のイラスト。
止めようとするならば、電子ではなく紙書籍の発売を遅らせるべきです。
全ページをネットアップしている人がいれば話が変わってくるけど、リークは「絵」だしなぁ
よって、挿絵リークの事情は、電子書籍の遅れとは関係ないとみてよいでしょう。
そしてよう実公式は、この挿絵リークについて現在有用な防止手段を取れていませんので、
発売日3日前くらいはTwitterを見ないことをおすすめします。
- 気になっているコミカライズ版に
- トモセシュンサク先生の画集に
- よう実原作の未購入巻に
- 1年生編ガイドブックに(電子書籍でも連動SSは読めます)
ぜひ使ってみてください!
まとめ
この記事では、よう実の電子書籍発売が遅い理由について考察してみました。
最初に書いた通りかなり個人的な推察であり、全く別の理由であることも考えられますので、そこはご了承ください。
地方民としてはできれば元に戻ってほしい限りです。
2024年4月1日から施行された、働き方改革関連法によるトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制の影響かはわかりませんが、
近くの本屋の入荷が、2024年4月から1日遅くなりました……
こうなれば届くのが速そうなAmazonで、予約購入しておくのも手かもしれません。
コメント
地方だと三日以上遅れたりすることもあるから遅くしてるんかな?
あとジャンプ系の漫画もワンピースは一ヶ月遅れなんよな
(他にも電子版が遅い漫画があるかもしれんが)
売れ筋だと何か営業戦略取ってくるんですかねぇ…
地方民に厳しい…