この記事では『ようこそ実力至上主義の教室へ』に出てくるキャラクター『雪』についてまとめています。
苗字は出てないんだよね…
清隆が高度育成高等学校に入学する前が描かれる、『0巻』にのみ登場するホワイトルーム4期生。
ホワイトルームを脱落している為再登場は無さそうですが、実は意味深な記述も。そちらについてもまとめています。
雪とは?登場は0巻のみの女の子
物語の主人公である綾小路清隆が、生まれてから15歳前まで過ごした『ホワイトルーム』。
教官に投げられるのも、呼吸困難になるのも、嗚咽する程体を痛めるのも当たり前の、常軌を逸した教育機関です。
雪は綾小路と同期の『4期生』でした。
4期生の人数は最初74人。
しかし3歳の時点で61人まで絞られ、5歳になるころには50人に減っています。
過酷かつ自分の能力のみが求められる環境で、子どもたちは禁止されていずとも会話をすることはありませんでした。
監視カメラで会話が大人たちに筒抜けだし…
そんな日常を破ったのが雪。
にんじんが「好きじゃない」と呟き、
「清隆は、好き?」
と問いかけてきました。
※ホワイトルームでは下の名前呼びです。(財界の著名人の子もいる為)
綾小路はにんじんは嫌いではありませんでしたが、この雪の発言を受けて「綾小路篤臣は好きじゃない」という感想を抱きました。
パパ……
雪は、時には清隆の言葉に笑顔を見せることも。
それは教官もホワイトルーム生も浮かべない表情で、清隆には物珍しいものでした。
自分が習っていないのに笑顔になる理由は分からない雪。ですが
「分からないけど、清隆の傍にいたらまた笑える気がする」
という感想を抱き、その後もどんどん口数は増えていきました。
清隆の恋心とホワイトルーム脱落
雪は4期生の残り四人になるまでホワイトルームに居ました。
特に水泳は清隆に抜かれるまでは一番で、会話も得意でした。
しかし高難度筆記カリキュラムで脱落してしまった雪。
嫌だチャンスをくれと、雪は教官に泣いて縋りました。
「助けて清隆!私、消えたくない!!」
しかし清隆は雪の発言を一蹴しました。
次は無いし、その前に努力すべきだった。ここが限界だと。
雪がここまで泣き縋るのは清隆への恋心が理由です。
ホワイトルームから出たことの無い雪。ここで出されてしまえば、決してもう会えないと考えるのは不思議ではありません。
一方冷めた態度の清隆。
しかし最後、清隆は雪の体調不良を教官に告げました。
過酷なカリキュラムによるストレス故の、通常より早い初潮。
熱や精神的落ち着きの無さ影響を及ぼしているのではないか?と述べました。
ここの清隆の感情は不明です。人数が減ることで学ぶ機会の喪失だと考えたというのが濃厚ですが…
しかし予期せぬ体調不良があれど、雪はその後ホワイトルームに戻ることはありませんでした。
脱落後に精神疾患
0巻読んだ感想
雪ちゃんを助けるためちょっとクリニックまで行ってくる#よう実 #you_zitsu pic.twitter.com/bsz6kXgjw4
— ⭐️ 祐花🧣🍦 (@Yuuka_yua) December 24, 2022
その後清隆以外の4期生は脱落し、清隆がホワイトルームで14年を過ごした頃。(中学二年生の終わりごろ)
政治的な事情でホワイトルームは一時凍結することになります。
ホワイトルームから出た後、清隆が向かわされたのはカウンセリングクリニックでした。
そこで治療を受けていた雪。
心が弱り、自宅とクリニックでしか平静が保てないのだと雪の父が言います。
それでも雪は過酷な環境下にいる清隆を心配していました。
一方、脱落者を意識の外にやっていた清隆からすれば、死者との対面のようなものでした。
温度差ひどすぎ……
ホワイトルームの記憶を思い出し、体を震わせる雪。
それを見て清隆は思いました。
脱落した人間はこうも惨めなんだろうか。
感想がえげつなすぎる……
会話を続けようとする雪や雪の父親相手に「話すのは無理」と踵を返した清隆。
泣き縋る雪を塩対応で切り捨てます。
「いやあ!いや!清隆!いやああ!!」
ホワイトルームでの出来事は再演され、二人の再会は悲しいもので終わりました。
再登場はある?意味深な『妹』の存在
雪の父親は綾小路篤臣に対して相応の出資をしている人物。
故に篤臣は「雪と会わせてあげたい」という雪の父親の頼みを断れず、清隆をクリニックに向かわせました。
父親は手に桜が生けられた花瓶を持っており、これは雪が好きな花だと話しました。
もう一つ気になるのが雪との会話を切り上げて帰ろうとする清隆に、父親が放った一言。
「雪には自分と妻と次女の言葉は届かない」
という言葉です。
『家族』とくくらず、わざわざ『次女』と言いました
ちょっと意味深ですね。
今後雪の妹が登場するのではないか?
新一年生の中にいるのではないか?と話題になっています。
椿が妹?2年生編11巻
そして『妹』の伏線が回収されたのが2年生編11巻。
早朝、綾小路に声をかけた1年Cクラスの『椿 桜子』は問いかけます。
「先輩は雪って、好き?」
この質問に、ごく普通に(降る)雪について感想を述べた綾小路。
椿が『雪』を匂わせていることに何も気づきません。
すると椿はもう一つ変な質問をしてきます。
「もし親に隠されていた、血のつながりがある兄がいたらどうするか?」
家族だと言われても簡単には受け入れられない。
けれど姉に特別な事情と悲しい過去があるなら、知って寄り添いたいと椿は言いました。
椿は八神に退学させられたクラスメイトの敵を討つような、仲間思いの性格だもんね
「私は迷ってる。綾小路先輩にこの学校からーーー」
人影が見えたことで途中で中断されたこの言葉。
しかし
一年生が入学早々行われていた『綾小路清隆を退学させれば2000万プライベートポイント』試験。
そのことが終わったことを残念だと告げた後でのこの言葉です。
「退学してもらうべきか迷っている」
ということで、まず間違いないのではないかと思います。
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まとめ
ホワイトルーム4期生の『雪』とは…
- 0巻のみ登場している清隆の同期
- 苗字は不明
- 残り4人のところで脱落した
- 清隆に恋をしていた
- 脱落後は心が弱り、家とメンタルクリニックを往復する日々
- 清隆がホワイトルームを出てから再会したが、塩対応され泣き縋った
- 父は綾小路篤臣に出資している
- 桜が好きで、妹がいる
ということでした。
ホワイトルームしか知らない、清隆の塩対応っぷりから立ち直る日は来るのでしょうか…?
コメント
なんとなく桜子に似てるよな・・・
似てますね…!