「私はあなたを好きになっている」
この記事はようこそ実力至上主義の教室へ(通称よう実)2年生編9.5巻のネタバレ感想となります。
よう実2年生編9.5巻試し読み|コミックシーモア今巻は比較的日常編という感じですが、龍園と坂柳の約束がほのめかされる・恋愛イベントも発生するなど見逃せない一冊です!
時系列順・9.5巻の出来事・あらすじを簡単に
9.5巻は二年生時冬休み。起こった出来事を簡単にまとめてみました。
12/24
- ジムで真嶋先生の恋愛相談を受ける
- 白波から一之瀬との仲について問われる
12/25
- ヨーグルトメーカーを買い損ねる
- 鬼龍院と会話
12/26
- 前園の招集で「綾小路について」の話し合い開催
- そこから橋本・神室の会話
- 坂柳・真田と雑貨屋
- 夜、坂柳とケーキ。告白を受ける
12/28
- 龍園・葛城と会う
- 尾行の山村と会話
- 念願のヨーグルトメーカーを開封!
12/29
- 軽井沢と仲直り
1/4
- 図書館でひよりに本を貰う
- 須藤・平田と遭遇
- 2-A森下からの接触
1/6(推定)
- ひよりとのお出かけに神室・橋本・鬼頭が加わる
- ヘッドハンディングの話題が出る
ヨーグルトメーカーへの謎のこだわり…
坂柳の告白
「私はあなたを好きになっている」
幼馴染枠をキープするように見えた坂柳が……やってくれました!!
前巻の一之瀬の影響を受け、恋心を明確に自覚した坂柳は綾小路に告白します。
しかし告白を断られることは承知の上。
その後のやり取りも二人らしくて実にエモいです。
綾小路「その感情を弱さではなく、強さに変えられるか?」
坂柳「愚問ですね」
愛の告白後とは思えない、甘くない会話で二人なりの距離感を保ちます。
綾小路が告白で心を乱したりしないことを理解し、だからこそ惹かれ、綾小路の計画を乱して感情を引き出したい坂柳。
坂柳にしか抱けないような、オリジナルな恋心を見せつけてくれました。
返事を理解してて伝えるのは凄く勇気いるよね
そして反対に、「現在軽井沢に心を動かされていない」という事を理解しているからこそできる所業でもあります。
駆け引きが組み込まれる二人の関係が凄く素敵でした。
男キャラの恋バナ
綾小路以外の男キャラの恋愛事情や好みが軽く明かされました。
個人的に楽しかったのがこのあたりです👇
- 1巻のうちに彼女がいることが明らかになり、別れたことも明らかになる橋本
- 宝泉は一之瀬が結構好き
- 龍園は普通の女が好み
宝泉……一之瀬の想い人を知ったら綾小路につっかかってくるのでは?
期間は明かされていませんが、橋本君は彼女とどれくらい持ったんでしょうね。
坂柳に対して「あのサイズ感」と言ってしまう葛城の発言も面白いところでした。
リトルガールが怒るよ…?
同年齢だろと龍園に諭される葛城は珍しいですね(笑)
3月8日までは破局しない清恵
一之瀬との浮気疑惑で喧嘩中だった綾小路と軽井沢は今巻で仲直りしました。
別れて欲しかったわけじゃないんだけど…別れる未来も想定してたから驚き
軽井沢を恋愛の『教科書』と表現し、
『オレの心は動かされていない』、『恵でダメなら他の人間で試せばいい』等、綾小路のめちゃくちゃ失礼な心の声を聴いている読者としては、複雑な心境です。
でも、仲直りで人目気にせず号泣しちゃう軽井沢は超可愛いです✨
体調不良も重なり、軽井沢は一定期間、問題を放置せざるをえませんでした。
それが報われたようで一先ず良かったかなと思います。
食事も、風呂も、寝る時でさえも一緒を求めてきた。
指先を絡め、ひと時も放したくないという強い思いを正面からぶつけてきた。
尊い……最高……
しかし綾小路との熱量差は相変わらずすさまじく、このまま幸せでいられるかには疑問を抱いてしまいます。
【考察】坂柳と龍園の約束とは?
「残念ですね。あなたの計画は、夏の無人島試験の時から狂い始めているんです」
比較的日常要素の強い今巻で、伏線として気になるのは坂柳のこの発言です。
大胆に予想すると、坂柳は綾小路のクラス移籍先を狂わせたいのではないか?と考えられます。
時系列を追って説明していきます。
無人島で坂柳は龍園ととある約束を結んでいます。
取引じゃなくて『約束』
この内容で私が推すのが『退学をかけて勝負する』約束です。
引用ですみませんが、こちらの方のツイートが説得力があります👇
このツイートを踏まえたうえで体育祭欠席時、坂柳が綾小路からクラス移籍予定を聞かされたとしましょう。
綾小路の(沈んでいる生徒を成長させる)という実績から見て、移籍先の第一候補は、(9巻から持ち直してきましたが)一之瀬クラスになります。
しかし坂柳は学年末試験で龍園を退学させ、沈むしかない龍園クラスに綾小路を移籍させたいーーー……
だとしたらワクワクしますね!
- 無人島時、坂柳が一之瀬の行動をかなり把握していること
- 修学旅行時、綾小路は龍園の考えに懸念を示していたこと
- 一之瀬が持ち直し、浜田等の有望株もいる為、一之瀬クラスの「綾小路の必要性」が薄れていること
もこの意見の説得力を高めてくれます。
そして龍園なら移籍に必要な2000万PPは持っているはずです。
全てがスムーズにいってしまう……
尚、この予測についての答え合わせは2年生編11巻▼でされました!
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ひよりは退学の心構えをしている…?
綾小路が軽井沢と付き合っていることを公言してから、出番が少なくなっていたひより。
今巻では綾小路に本をプレゼントし、父が作家であることを話します。
ちなみに付属の栞からクリスマスプレゼントとして渡すつもりだったのでは?という疑惑もでています。
真相は本人のみが知る
では何故「父が作家であること」を話したのか。
軽井沢が佐藤に過去を話して仲を深めたように、自らのアイデンティティーを話して綾小路との仲を深めたかった
……というのも考えられますが、
退学の可能性を考えて、『学校外の自分にまつわる情報』を開示した可能性もあります。
ラストにひよりが発した「必ず一緒に卒業しよう」という言葉に嘘はないでしょう。
しかしこれは退学を危惧しているからこそ出る言葉。
「龍園が退学するくらいなら代わりに…」と考えている可能性があります。
まだ学年末試験の内容が分かっていませんので、実行できるかどうかはその時の状況によります。
しかしひよりの動向には今後注意してみていきたいですね。
橋本の暗躍。内通者は前園?
「なんであんたはそんな重要な話し合いを盗み聞き出来たワケ?」
前園主導の「綾小路何者会議」の録音を持っていた橋本。
偶然とは考えづらく、参加者は事前に内容を知らされていませんでした。
そして謎の男(おそらく橋本)が話し合い前に近くの席を確保していた描写があります。故に内通者として怪しいのは前園です。
綾小路が苦手らしいしね…
今巻彼女との別れも明かされた橋本。
別れたタイミングが定かではないので完全なる予測になりますが、前に付き合っていたのが前園、あるいは乗り換え先が前園の可能性も考えられます。
- 気になっているコミカライズ版に
- トモセシュンサク先生の画集に
- よう実原作の未購入巻に
- 1年生編ガイドブックに(電子書籍でも連動SSは読めます)
ぜひ使ってみてください!
まとめ
よう実2年生編9.5巻のネタバレと感想をまとめると
- 坂柳は綾小路に告白した
- 綾小路と軽井沢は、3月8日までは別れないらしい
- 坂柳と龍園は退学をかけて勝負する約束をしている可能性が高い
- ひよりは龍園の身代わりになる決意を固めているかもしれない
- 橋本が何やら暗躍している
ということでした!
よう実2年生編9.5巻試し読み|コミックシーモア今回は日常感が強かったですが、次回は引き締まりそうな予感…!
特に学年末試験は今から戦々恐々です。
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