『ようこそ実力至上主義の教室へ』通称『よう実』2年生編6巻、ネタバレ感想・考察記事です。
満場一致特別試験の残った問題と体育祭が描かれる今巻。
クラス移動を企む綾小路や佐藤に忍び寄る影、無言電話の主、軽井沢との一線越えも?
雑多に特盛でした
以下図解やイラストを交えて2年生編6巻をまとめています。ネタバレ注意です。
満場一致特別試験で残った問題
今巻は満場一致特別試験を終えた9月20日から。
主に体育祭が描かれますが、先の試験の悪影響は今だ残ったまま……
- 「裏切り者を退学にする」という約束で賛成票に集めたが、実際に退学させたのは愛里。一度言ったことを覆したことで、クラスメイトから綾小路&堀北への信頼が揺らいでいる
- 親友を退学させられた波瑠加の恨み
- 自滅した櫛田の今後
- 櫛田に好きな人を暴露されたみーちゃんや、悪口を暴露された森等
といった問題が残っています。
ギリギリじゃん
体育祭でも欠席者がいれば得点が目減りするため、まずは櫛田・波瑠加・みーちゃんをなんとか登校させないといけません。
櫛田を説得した堀北と伊吹
学校にも来ず籠城する櫛田と、少しでも話をしようと部屋の外で張り込みをしていた堀北。
突破口となったのは、意外にも伊吹でした。
茶柱先生から「他の人の手も借りてみろ」というアドバイスを受けた堀北は、体育祭での勝負を条件に伊吹に協力を仰ぎました。
急に腹痛を装って櫛田の部屋のチャイム連打する伊吹草
もちろんこの方法は失敗したので、正当に(?)櫛田を煽ってドアをガンガンした結果……
櫛田は部屋から出てきました。
- 今後はクラスメイトに猫を被らず、自分の為にクラスに貢献する
- 信頼されなければ堀北が協力する
ということで櫛田の今後が決定。
形だけでもみーちゃんたちにちゃんと謝りました
はたして櫛田を残したことが正解なのか……分かるのはもっと先。
しかし綾小路は、櫛田は堀北にとって「リーダーとして目覚めていくための重要なピースになる可能性」があると言います。
櫛田の視点や発言が、堀北を後押しする……相棒のようなものになる未来が来るのでしょうか?
波瑠加の復讐宣言
現状に絶望している波瑠加。
愛里を退学に追いやった綾小路と堀北のことは軽蔑していますが、学校には数日休んでから自主的に出席するようになりました。
何をどうするか、答えを出せていない様子。しかし復讐の意志は固めています。
一方、自身の退学が決まってから5000プライベートポイントを何かに使用した佐倉。
グレーなことですが、今回茶柱先生から知らされた綾小路が代理で支払って事なきを得ています。
何に使ったんでしょうか?
判明は次巻▼
よう実2年生編7巻ネタバレ感想。文化祭でラブレター戦略
みーちゃんに差し入れした人物は誰?
平田が好きだと暴露され、1週間部屋に閉じこもっていたみーちゃん。
こちらは綾小路が話を聞いてあげたことでクラスに顔を出すようになりますが、
1週間、差出人不明の差し入れ(食料等)が、毎日ドアのところに置かれていたとか。
総額1万PPくらい。一体だれが……?
これが分かるのは少し先、2年生編10巻です。
よう実2年生編10巻【ネタバレ感想】伏線【みーちゃんと○○】
一線を越えた綾小路と軽井沢
今巻ではかなりのイチャイチャが見られた綾小路・軽井沢カップル。
キスも多く、
- それ以上が未遂で終わった描写
- いつの間にか一線を越えていた後の描写
も見られました。
「あたしもう何も清隆に隠してることない。全部全部、清隆に知ってもらった。お父さんやお母さん以上に大切な存在が出来るなんて思ってもみなかったな」
軽井沢が幸せそうで何より
ちなみに生々しく描かれていたのは未遂で終わった時。
- みーちゃんが電話するとシャワー中の綾小路が出た
➡軽井沢が鳴ってるスマホを渡しに行った - みーちゃんが綾小路の部屋を訪れた時、髪を下した軽井沢が気まずそうに去っていった
という、これからやろうとしていたことが察せられる描写になっていました。
しかし、順調なようで暗雲も。
今巻体育祭中、綾小路は坂柳と浮気をしたような写真を撮っています。(坂柳は一応合意)
そしてこの写真は、綾小路を「妄信」している軽井沢に使われるかも……しれません。
今が幸せ絶頂っていう感じがしてしまうな……
綾小路不在の体育祭
綾小路が欠席となった体育祭。(理由は後述)
しかしながら堀北クラスは大躍進の結果となりました。
まず、ルールと報酬は以下の通りです。
▼ルール
▼クラス報酬
▼個人戦報酬
南雲から勝負依頼を蹴った綾小路
南雲から「体育祭で勝負しよう」と誘われていた綾小路。
決して勝利が難しい条件ではなく、南雲はとにかく綾小路の実態を暴きたいようでした。
しかし当日、綾小路は体調不良という嘘で欠席。
そろそろ塩対応がかわいそうな気がする
南雲は5連続1位をとっても、酷く退屈そうでした。
深追いしないと言いながら、「逃げた代償は他のやつに払ってもらう」と、
二年の他の生徒への八つ当たりをほのめかしています。
須藤・小野寺ペアで1位を狙う
ペア競技の得点が高い今回の体育祭。
小野寺が声をかけたことで、小野寺・須藤ペアは男女別に優勝を狙っていました。
一番苦労したのは宝泉とのテニス混合ダブルス。
宝泉は小野寺にボールを当てるように狙ってくるので、途中須藤がキレかけますが……
「私は須藤くんを評価したからこそ組みたいって思った。その期待を裏切らないで」
と、小野寺が上手くコントロール。
冷静になった須藤は宝泉に勝利し、その後の挑発にも乗りませんでした。
勝利後勢いで小野寺を抱きしめた須藤。
動揺した小野寺は、直後にでてきた「鈴音」という言葉にがっかりし……
それでも須藤をごはんに誘っていました。
甘酸っぱい恋の予感……
龍園クラスとの協力関係
今回、堀北が龍園(と葛城)に話をもちかけ、体育祭で協力関係を取ることになりました。
オレンジジュースぶっかける龍園さん通常運転
坂柳クラスに対抗する上で、身体能力が高い龍園クラスと組むのは最適です。
一番の懸念事項は「坂柳は参加するのか?」ということ。
現場指示が明暗を分ける仕様のため、重要な所です。
体が不自由な坂柳が見世物状態になることは考えられますが、参加は可能
しかし坂柳の件は、綾小路が自ら引き受けました。(後述)
そして綾小路はもう一件、堀北&龍園&葛城にアイディアを提案。
これは文化祭にかかわることですが…分かるのは次巻です▼
よう実2年生編7巻ネタバレ感想。文化祭でラブレター戦略
堀北・櫛田・伊吹でVS天沢
伊吹に櫛田の一件で借りができたため、体育祭での勝負を受けた堀北。
100メートル走で勝ち、走り幅跳びで負け、最後は伊吹の遅刻により堀北の不戦勝でした。
しかし最終競技では共闘。櫛田も加わり、VS天沢のバレーボールに。
恨みを買いすぎている天沢…
天沢チームの一番の脅威は七瀬。
しかしそれほどうまくなかったはずの天沢は、10分で目に見えて上達していきます。
天沢がついに覚醒する……!というマズイ状況で、どうにか時間切れ。
堀北チームのギリギリ勝利で終わりました。
当然ですが天沢にも悔しそうな様子は無く、堀櫛伊吹にとっては釈然としない結果になりました。
次のリベンジは交流会▼
よう実2年生編11巻【ネタバレ感想と考察】交流会#綾小路と良好な関係の堀北
体育祭の結果
体育祭の結果は以下の通りです。
個人別の順位は
- 須藤・小野寺が学年1位で200万PP
- 高円寺が2位で100万PP
を得ました。
堀北クラス大躍進!9月はクラスポイントガッツリ稼いでいます!
綾小路と坂柳の密談
綾小路は体育祭を欠席し、坂柳を部屋に呼び寄せました。
方法としては坂柳理事長に自身の参加見送りを伝え、それとなく娘にも事情説明を促した形です。
(体育祭は坂柳理事長に言われて欠席を検討中でした▼)
よう実2年生編5巻【ネタバレ感想】綾小路の不穏な行動
龍園・堀北が手を組んだことも把握していたため、体育祭には参加する予定だった坂柳。
まだ橋本が知らない手駒がいるらしいい
しかし急遽予定を変更。モンブランの手土産を持って綾小路の部屋を訪れました。
Aクラスには悪いけど、モチベ(綾小路)の維持も大切だよね
そこで行われた腹を割った会話。
綾小路の目的は「自分を超えるクラスを作り上げる」こと。
……ということは、綾小路は堀北クラスが自分を超えているのか確かめる為に、堀北クラスと戦わなければいけません。
と言うことは……?
ここで坂柳は綾小路の「クラス移動」を察しました。
クラス移動を明言した綾小路
オレは、おまえのクラスを離れる
予兆は前巻▼でもありましたが、クラス移動を地の文で明言した綾小路。
よう実2年生編5巻【ネタバレ感想】綾小路の不穏な行動
今は、自分がいなくても平田・軽井沢が堀北をフォローできるように指示を出し、静観して様子を見ている段階です。
自分自身が勝っていることを証明するために、クラスを離れるつもりのようです。
しかし同時に倒されたいという気持ちも持ちながら……
では一体どこに、どのタイミングで移動するのでしょうか?
分かるのはまだまだ先になります。
- クラス移動の全貌:【よう実】綾小路清隆クラス移動の経緯は?なぜ・いつ・どこにを解説
無言電話の主の接触
坂柳がいる時に、綾小路の部屋を1人の生徒が訪ねます。
姿を見ずにドア越しの会話となりましたが、これは1年生編9巻の無言電話の主です。
関連記事:よう実9巻ネタバレ感想#深夜に無言電話がかかってくる
この相手は
- 坂柳が「面識がある気がする」相手(WR生ではない)
- 綾小路にとって敵でも味方でもない
- 綾小路の存在が悪影響を及ぼしていると警告しに来た
ということでした。
尚、この人の名前が分かるのは、2年生編8巻の修学旅行編です。
関連記事:よう実2年生編8巻ネタバレ感想。修学旅行編!石上と電話も?
佐藤に忍び寄る影
そして今巻の謎がもう一つ。
綾小路と軽井沢がいちゃついているのを見て微妙な気持ちになる佐藤麻耶に、「とある1年生」が近づきます。
「軽井沢先輩をを退学させれば佐藤先輩にもチャンスがあるよ」と誘惑のセリフを吐く1年。
女子トイレの前で声をかけたこと、「2人きりで話を」と初対面で言ったことから女子の可能性大ですが……
この人物と目的が分かるのは次巻です▼
よう実2年生編7巻ネタバレ感想。文化祭でラブレター戦略
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まとめ
よう実2年生編6巻の内容をまとめると……
- 満場一致特別試験の問題を引きずっていたが、波瑠加の件以外は一応終息した。
- 体育祭が行われたが、綾小路は欠席して坂柳を足止めしていた。
- 綾小路はクラスを移動する予定を立てている。
- 体育祭では龍園クラスと協力関係を結び、学年1位に。
- 他にも佐藤に忍び寄る影や南雲、無言電話の主等不穏な影がちらほらある。
- 綾小路と軽井沢は一線を越えたらしい
ということでした。
かなり雑多で伏線も散りばめられた感という印象でした!
絶望した波瑠加や頬をつねり合う堀北・櫛田など表情豊かな挿絵も必見です!
是非読んでみてください↓
コメント
長谷部が可哀想だった・・・
それでも自主退学でクラスにダメージを与えることを思い付けるだけ葛城よりはマシ?
確かに憎む対象がクラス全体なのは、ある意味行動しやすいかもしれない(できなかったけれども)