よう実に登場する一之瀬帆波。
男女ともに人気の高い「善人」として登場したものの、2年生編後半から様変わりしてくるキャラクターです。

とんでもない変貌を見せる…
この記事ではそんな一之瀬帆波の最新状況についてネタバレ解説。
- 一之瀬自身の退学について
- 覚醒の鍵は綾小路への恋?
- 綾小路との関係は?(付き合う?それとも体だけの関係?)
を紐解いていきます。
一之瀬帆波とは?万引きの過去がある善人

まずはざっくりと「一之瀬帆波がどういった人物なのか?」を表で確認してみましょう。
下記は主に1年生編の一之瀬についてまとめたものです。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 一之瀬帆波 |
声優 | 東山奈央 |
クラス | (入学時)Bクラスリーダー |
学籍番号 | S01T004620 |
誕生日 | 7月20日 |
身長 | 159cm |
家族 | 母、二つ下の妹 |
経歴・特徴 | 生徒会に所属していたが2年時に辞めた |
妹の誕生日プレゼントを万引きした過去がある (捕まっていないが、中三の半分を欠席したためBクラス配属) | |
クラスメイトからクラスポイントを預かって管理していたことも | |
一之瀬クラスの特色 | 唯一退学者を出していないクラス(2000万PPを使って救済) |
一年終了時、入学時と比べて一番クラスポイントが下降した |
一之瀬の香水と恋心の始まり

万引きした過去を坂柳に話してしまった一之瀬は、1年生編9巻にて「犯罪者」だという噂話を流され、誹謗中傷を受けて部屋に閉じこもってしまいます。
クラスメイトが心配しつつもそっとしておく中、踏み込んで半ば強引に一之瀬を立ち直らせたのは綾小路でした。

この後一之瀬は万引きした過去の詳細説明と謝罪を、クラスメイトの前で行っています。
そこから一之瀬の綾小路への感情は、少しずつ変化していきます。
綾小路にバレンタインチョコを渡し、2巻先(11巻)ではシトラスの香水をつけるようになります。
香水はしっかり「綾小路を意識して」のことでした。
しかし「クラスが違う」ということでストッパーがかかったのか、一之瀬はこの時点では、はっきりと自分の恋心を自覚していませんでした。
1年生編11.5巻やSS「一之瀬帆波の春休み -最終日-」を見ても、恋しているのは確かなのですが……
もしも、私と綾小路くんが同じクラスだったなら……。
一之瀬帆波の春休み -最終日- より
そしたら、こんな悩みも全部なくなって、迷わず戦っていけるのに。
そのまま、2年生編に入っても自身の恋心に気づかないまま過ごします。

一之瀬は「考えより本能が先に来る」ことがあります!
もしかすると香水等の行動もそうなのかもしれませんね。
ちなみにSS「一之瀬帆波の春休み -最終日-」は1年生編公式ガイドブックの巻末に掲載されています▼
綾小路に告白してフラれる

そのような感じで全然自身の恋心を自覚しない一之瀬。
やっと気づいたのは、無人島で自らが「告白」した時でした。

いきなり告白…!やはり行動が先に来る人物です。
夏休み中の無人島サバイバル(2年生編4巻)にて、月城理事長代理の「綾小路を始末する」発言を聞いてしまった一之瀬。
月城に盗み聞きがバレ、「話したらクラスメイトを退学にする」という、一之瀬にとって最大の脅しをかけられていたにもかかわらず…
一之瀬は単独で綾小路の元に向かいました。

仲間に迷惑をかけることを承知で…逆に勇気のいる行動です
その時思わずこぼれたのが
「私は、私は綾小路くんのことが、好きだからっ……!」
『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4』より
という言葉。
しかし綾小路はこの時、軽井沢と秘密裏に交際中でした。
試験中にショックを与えるのも酷ということで、返事を保留にした綾小路。
ですが試験明けの船上にて、南雲会長に「綾小路は軽井沢と付き合っている」とバラされ…
一之瀬は、「告白したことは忘れて欲しい」と綾小路に打診しました。
ただし、一之瀬の綾小路への好意は周囲にただ漏れ。
誤送信事件も相まって、一之瀬クラスのメンバーには既に噂が出回っている状態でした。
落ち目の一之瀬クラス

綾小路に彼女がいると知り、告白を取り消した一之瀬。
しかし恋愛面だけではなく、落ち目なのはクラス同士の競争においてもでした。
1年生編でも、「一番クラスポイントを落としたクラス」のリーダーとして焦っていた一之瀬。
特に学年末試験では、司令塔に躍り出た龍園にコテンパンにやられ、負けを引きずりました。
雨の中惑い、綾小路に「このままで勝てると思うか?」と問うた一之瀬。
綾小路の告白めいた答えで希望を取り戻す「介錯事件」がありつつも……
そのまやかしの希望さえ切れてしまうのが、修学旅行(2年生編8巻)です。
6巻の体育祭で3位/4位、7巻の文化祭では4位/4位。
遂に最下位に転落し、一之瀬の方針に限界が見えてしまいます。
修学旅行中、急にクラスメイト達の前から姿を消した一之瀬。
旅館の高台にいるのを、綾小路が見つけて話を聞きます。
無力さを痛感し弱気になっている一之瀬。
そんな一之瀬を、綾小路は自分から抱き寄せ、抱きしめました。

軽井沢と付き合ってるよね…?
この修学旅行の夜の出来事が、一之瀬の今後に強く作用していきます。
嫉妬が原動力に?覚醒の鍵は恋

修学旅行で「変わりたい」と願った一之瀬。
それを体現していくのが、一之瀬巻と言っても差し支えない2年生編9巻です。
次期生徒会長になれる可能性を捨てて、生徒会を脱退した一之瀬。
これはクラス競争に集中することが目的でしたが、
綾小路はこの行動理由を知るために、(軽井沢という彼女が居ながら)一之瀬にデートの誘いをかけます。
そして一之瀬も、戸惑いながらも二人で会うことをOKしました。

修学旅行の夜から綾小路の浮気ムーブが始まってます…
そしてこの「デート」により、一之瀬は理性ではなく本能側に舵を取っていくことに。
- 網倉のタイプを探っている綾小路に対し「綾小路くんが麻子ちゃんを気になってるとかなら嫌」だと発言。
- 軽井沢とのなれそめ話を聞き「羨ましい」と発言
するなど、彼女持ちの綾小路に積極的なアプローチをかけていくようになりました。
これは修学旅行の夜を機に、一之瀬の内面に大きな変化があったから。
元々「綾小路に軽井沢の話を振れば自分がつらくなる」と考えていた一之瀬。
しかし実際名前を出してみると「辛くない」「綾小路が大好きだという気持ちに変わりはない」と気づきました。
「正しいと考えていたことが、実は正しくなかった」
そのような自己理解が、今までまっすぐだった一之瀬の道を捻じ曲げていきます。
「軽井沢さんとは仲直りしちゃったかな?」
『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9』より

本音が出ていますね……
同時に一之瀬は、クラス競争面でも前向きに。
一時期退学まで考えていた暗い感情は、「綾小路のそばにいたい」「ここに残りたい」という恋心で吹き飛んだ模様です。
軽井沢から横取りも辞さない

2年生編9巻では綾小路に対し「今はこれ以上のことは求めない」と言っていた一之瀬。
ところがどっこい、とてもそうとは思えない行動をとっていきます。
2年生編10巻では「携帯を忘れた」と、集まっていた綾小路の部屋に再び戻ってきた一之瀬。
これは「二人きりで会う時間が欲しい」ための、小細工でした。
綾小路が止めればそこまでだったのでしょうが、一之瀬のわざとらしい行動を分かっていて肯定した綾小路。

これがホストの血を継いだ男だ…
軽井沢推しが泣くぞ
この時は綾小路の胸に体を預け、その後も特別試験で軽井沢を狙い撃ちするなど「恋敵」として意識している様子が見てとれます。
(軽井沢狙い撃ちは、クラス競争の範囲を超えないように一応踏みとどまりましたが…)
【介錯】一之瀬は綾小路から退学依頼されるが…

恋を原動力に再び調子を上げた一之瀬。
それに冷や水を浴びせたのは、他でもない綾小路でした。
2年生編12巻の学年末試験で、「大将」同士として一対一で戦う機会が設けられた一之瀬と綾小路。
ここで綾小路は、一之瀬を利用して自クラスのクラスメイト・前園を退学させました。(詳しく)
「協力してくれてありがとう一之瀬。お陰でこっちは不良品を楽に処分できた」
『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編12』より
これは、「できれば自クラス以外からも退学者を出したくない」という考えを持つ一之瀬にとって、最悪の嫌がらせ。
追加で綾小路は、今まで築いてきた信頼を壊すようなこと
- 去年、一之瀬の万引きについて告発文をポストに仕込んだのは自分だということ
- 今まで一之瀬のためにした行動・言葉は全部自分のためだったということ
も、惜しげもなく暴露し……
動揺した一之瀬は、得意としていた試験内容にも関わらず敗北しました。
しかしその後すぐの3月30日に会う約束をしていた一之瀬と綾小路。
ここでも綾小路は一之瀬に対し、酷な提案をします。
「オレがおまえのクラスに移籍してAクラスで卒業させてやる。ただし、その条件は一之瀬帆波、おまえがこの学校から退学することだ」
『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編12.5』より
2年生編12.5巻で肉体関係を持つ

綾小路からの退学依頼を受け入れようとした一之瀬。
しかし、「勝ちあがるために必要なら、一之瀬以外も数人退学にする」という綾小路の言葉を聞き、思い直します。
退学するか、そのままリーダーを続けるか。
一之瀬が出した答えは、どちらでもない「3つ目の答え」……「道なき道」でした。
これは
- 綾小路をもう一つの成績下降クラスである「元坂柳クラス」に移籍させ
- 一之瀬のクラスと綾小路の移籍後のクラスで「同盟を結ぶ」
というもの。
さらにここから肉体関係にもつれこみます。
これは、一之瀬がもう綾小路に誤魔化させないための距離詰めでもありました。
学年末試験で綾小路に酷いことをされても、(なんと)恋心が変わらなかった一之瀬からの、
押し倒し・キス。そして……
この時点で綾小路は軽井沢と(ギリギリ)別れていますが、「浮気でも構わない」という覚悟を見せた一之瀬。
そもそも部屋に呼んだのも計算で、準備済みの状況でした。
一之瀬と綾小路は付き合ってはいない

一之瀬は軽井沢のように綾小路の心が伴わない「恋人」になるのではなく、「綾小路の心に存在を刻み込みたい」と考えています。
つまり肉体関係を結んでも恋人になったわけではありません。
むしろ「食べさせすぎると飽きてしまうから、適度な距離を保つ」ことを心情としています。

セ〇レ以上の適切な言葉は見つかりませんがそれは…
しかしクラスメイトには「私は綾小路くんが好き」だと宣言。
一之瀬と仲の良い網倉などは、そんな一之瀬の様子を見て「何かあったのではないか」と感づいています。
あちこちにマウント

天沢に綾小路と寝たことを突っ込まれた一之瀬。
一之瀬は正直に「寝たけど付き合っていない」と認めました。
- 食べさせすぎてはダメ
- 私と綾小路くんの間に隠し事は存在しない
と説明し、
「学校内で誰よりも綾小路を知っている」と考えている天沢相手に、「ホワイトルーム」の語句を出して黙らせた一之瀬。

これは結構賭けでした!
一之瀬は塾の名前だと思っています
そして綾小路を気にしている軽井沢にも
- 「綾小路に見返りを求めたから別れたんじゃない?私は見返り求めない無償の奉仕ができるよ」
- 軽井沢「私が助けてって言っても助けてくれる?」➡「前言撤回、助けないかな」
- 「今綾小路くんがベンチに座ってるのは私を待ってるの」
と、幸せそうな顔をみせ……
悪女ムーブをかましています。
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まとめ
一之瀬帆波についてまとめると……
- 万引きの過去が影響してBクラスに配属された善人。クラスリーダー。
- 恋を自覚する前に綾小路を意識して香水をつけだすなど、理性と本能に乖離が見られることもある。
- クラスポイントが落ち込んでいたが、綾小路への恋心が作用してモチベアップ。しかし2年生次学年末試験で綾小路によりどん底に落とされた。
- それでも綾小路への恋は消えず、綾小路と契約&肉体関係を結んだ。(恋人同士にはなっていない)
ということでした。

一之瀬クラスは神崎反抗ルートも生まれたけど、結局一皮むけた一之瀬が治めるルートに落ち着きそうですね
今後一之瀬帆波が何をしでかしてくれるのか、楽しみにしていきましょう!

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コメント
マウントだけで軽井沢にKO勝ちしたところ笑っちゃった
そのうち櫛田、ひよりにもマウント仕掛けに行きますねこれは…間違いない